だい‐り【大理】
《「たいり」とも》 1 根本にある道理。 2 中国古代の官名。追捕(ついぶ)・糾弾・裁判・訴訟などをつかさどった。 3 検非違使(けびいし)別当の唐名。 4 刑部省(ぎょうぶしょう)の唐名。
ちしき‐がく【知識学】
《(ドイツ)Wissenschaftslehre》広義には、知識の根本原理・方法・前提などを明らかにする哲学的理論。狭義には、フィヒテのいう学一般を基礎づける知の学としての哲学をさす。
ちゅうこう‐いっぽん【忠孝一本】
忠義と孝行は根本では同一の道徳であるとする説。近世後期、水戸学派の説いたもの。
ちゅう‐どう【中堂】
本尊を安置する堂。特に、比叡山延暦寺の根本中堂。
ちゅうよう【中庸】
中国、戦国時代の思想書。1巻。子思の著と伝えられる。「礼記(らいき)」中の一編であったが、朱熹(しゅき)が「中庸章句」を作ったことから、四書の一として儒教の根本書となった。天人合一の真理を説き、...
ちゅうろん【中論】
仏教書。4巻。竜樹(りゅうじゅ)の「偈頌(げじゅ)(根本中頌)」を青目(しょうもく)が注釈、鳩摩羅什(くまらじゅう)が漢訳したもの。竜樹の初期の作とされ、因縁によって生じたものはすべて空であると...
ちょう‐けん【朝憲】
朝廷で定めたおきて。また、国を治める根本の法規。憲法。国憲。
ち‐りょうち【致良知】
良知を最大限に発揮させること。良知はもと孟子の唱えたもので、王陽明はこれを陽明学の根本的な指針とした。→良知
てい‐かん【定款】
公益法人・会社・協同組合などの社団法人の目的・組織・活動などに関する根本規則。また、それを記載した書面。
てきたいてき‐むじゅん【敵対的矛盾】
社会生活において、利害が根本的に対立するために力によってしか解決されない勢力間の矛盾。例えば、資本家と労働者との間の矛盾など。