うめ‐しごと【梅仕事】
6月ごろ、その年に収穫した梅の実を使って、梅酒や梅干しなどをつくること。
うめ‐しゅ【梅酒】
青梅を焼酎(しょうちゅう)と氷砂糖、またはみりんに漬けて造った果実酒。梅焼酎。うめざけ。ばいしゅ。《季 夏》「貯へておのづと古りし—かな/たかし」
うめ‐ず【梅酢】
梅の実を塩漬けにしたときに梅から出る酸味の強い汁。白梅酢ともいい、下痢止めや色止め、漬物に用いる。赤ジソの葉を加えたものは赤梅酢といい、梅干しのほかショウガ・大根・カブなどの色漬けに用いる。
うめ‐ぞめ【梅染(め)】
1 紅梅の樹皮や根を煎(せん)じた汁で染めること。また、染めたものやその色。赤みのある茶色のものを赤梅、黒ずんだ茶色のものを黒梅という。 2 「梅襲(うめがさね)」に同じ。
うめだ【梅田】
大阪市北区の地名。JR大阪駅や私鉄各線のターミナル駅がある。付近の繁華街は、難波(なんば)付近のミナミに対してキタとよばれる。
うめ‐つぼ【梅壺】
《庭に紅梅・白梅が植えてあったところから》凝華舎(ぎょうかしゃ)の異称。
うめづ‐がわ【梅津川】
京都市右京区梅津近辺での桂川の称。[歌枕]「名のみして生(な)れるも見えず—井堰(ゐせき)の水ももればなりけり」〈拾遺・雑下〉
うめ‐づけ【梅漬(け)】
1 梅の実をシソの葉とともに塩漬けにしたもの。または焼酎(しょうちゅう)で漬けたもの。《季 夏》 2 ショウガ・キュウリ・大根などを薄く切って赤梅酢に漬けたもの。梅酢漬け。
うめづまさかげにっき【梅津政景日記】
秋田藩士梅津政景[1581〜1633]の日記。25冊。近世初期の秋田藩の政治・経済・社会を知る重要史料。
梅(うめ)と桜(さくら)
美しいもの、すばらしいものが並んでいることのたとえ。「—の婀娜(あだ)くらべ」