うめ‐の‐よしべえ【梅の由兵衛】
浄瑠璃「茜染(あかねぞめ)野中の隠井(こもりいど)」、歌舞伎狂言「隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)」などの登場人物。元禄2年(1689)に処刑されたという大坂の梅渋吉兵衛という殺人犯を...
梅(うめ)は食(く)うとも核(さね)食(く)うな、中(なか)に天神(てんじん)寝(ね)てござる
《「核」は、生梅の種。また、種の仁は飛梅の伝説から、俗に天神様と呼ばれる》生梅の種には毒があるから食べてはいけないという戒め。
うめ‐はつづき【梅初月】
《「梅が咲き始めるころの月」の意》陰暦12月の異称。《季 冬》
うめはら【梅原】
姓氏の一。 [補説]「梅原」姓の人物梅原猛梅原竜三郎
うめ‐ばち【梅鉢】
紋所の名。一重の梅の花を正面から見た形を図案化したもの。剣梅鉢・星梅鉢などの種類がある。
うめばち‐そう【梅鉢草】
ニシキギ科の多年草。山地の日当たりのよい湿地に生え、高さ10〜40センチ。根元から、長い柄のある円形の葉が多数出る。夏から秋に梅に似た白い5弁花を開く。《季 夏》
うめばち‐も【梅鉢藻】
バイカモの別名。
うめ‐びしお【梅醤】
梅干しの肉を煮て裏ごしし、砂糖を加えてとろ火で練りあげたもの。
うめ‐ぼし【梅干(し)】
1 青梅を塩漬けにし、赤ジソの葉を加えて色づけし、日に干してから漬け液に戻した保存食品。酸味が強く、古くから食品の防腐用などに重用。うめぼしづけ。 2 土用の日、塩漬けした青梅を日に干すこと。《...
うめぼし‐あめ【梅干し飴】
1 形や大きさが梅干しに似ている飴。砂糖に水飴を加えて煮詰め、香料・着色料を加え、油をつけて固めたもの。 2 梅酢などで酸味と香りを加えた飴。