とび‐うめ【飛(び)梅】
菅原道真が大宰府(だざいふ)に左遷されるとき、大切にしていた庭の梅の木に「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」の一首をかけて去ったところ、その梅の木が道真を慕って、大宰...
なつ‐うめ【夏梅】
マタタビの別名。
に‐うめ【煮梅】
1 梅の実を砂糖煮にしたもの。《季 夏》「何阿弥の秘めて—の加減かな/嘯山」 2 よく熟した梅の実を煮てすりつぶし、塩を加えた中に青梅を漬け込んだもの。
にゅう‐ばい【入梅】
雑節の一。太陽の黄経が80度に達した日で、6月11日ごろ。気象では梅雨に入る日をさし、地域や年により異なる。つゆいり。《季 夏》「—や墓さむげなる竹のつゆ/芭蕉」⇔出梅。
にわ‐うめ【庭梅】
バラ科の落葉低木。葉は卵形で縁にぎざぎざがある。春、新葉とともに白色または淡紅色の花をつけ、赤い実を結ぶ。実は食べられる。中国の原産。庭木や鉢植えにする。郁李(いくり)。こうめ。《季 春》「曙(...
ねじり‐うめ【捩り梅】
飾り切りの一。人参や大根を輪切りにし、花びらをやや斜めにねじった梅花形に切ること。また、そうしたもの。
のし‐うめ【熨斗梅/熨梅】
菓子の一。熟した梅の実をすりつぶし、寒天・砂糖を加えてゼリー状に固め、竹の皮に挟んだもの。山形・水戸などの名産。
はく‐ばい【白梅】
白い花を咲かせる梅。また、白い梅の花。しらうめ。《季 春》
はな‐うめ【花梅】
花を楽しむために栽培される梅。→実梅2
ばい【梅】
[音]バイ(漢) [訓]うめ [学習漢字]4年 〈バイ〉 1 木の名。ウメ。「梅園・梅花/寒梅・観梅・紅梅・探梅・落梅・老梅・松竹梅」 2 ウメの実の熟する時期。また、そのころの雨。つゆ。「梅...