てんこう【天香】
日本の俳誌。西東三鬼、渡辺白泉、秋元不死男らが中心となり、昭和15年(1940)に創刊。新興俳句運動の総合誌として人気を博したが、新興俳句弾圧事件により編集同人が全員検挙され、3号で廃刊となった。
でんすけ‐とばく【伝助賭博】
街頭で行う詐欺賭博の一種。円板上を回る針が止まる所を予想して賭(か)けるもの。昭和10年(1935)宇都宮競馬場外で刑事増田伝助がこれを見破り検挙したところからの名称という。
とくべつほうはん‐しょうねん【特別法犯少年】
特別法犯で警察に検挙された14歳以上20歳未満の少年。→犯罪少年
なかい‐まさかず【中井正一】
[1900〜1952]美学者。広島の生まれ。雑誌「世界文化」を創刊、反ファシズム運動を展開するが、治安維持法により検挙。第二次大戦後、国立国会図書館の初代副館長。著作に「美学入門」「美と集団の論...
はんざい‐しょうねん【犯罪少年】
罪を犯して警察に検挙された14歳以上20歳未満の少年。刑法犯で検挙された者を刑法犯少年、特別法犯で検挙された者を特別法犯少年という。→非行少年
ぱく・る
[動ラ五(四)] 1 大きく口をあけて食べる。ぱくつく。「おむすびを—・る」 2 人のものをかすめ取る。かっぱらう。「手形を—・る」 3 他人の作品・アイデアを、自分のものとして発表する。盗用す...
パトロール‐カー【patrol car】
警官が乗って犯罪の予防・検挙、交通の指導・取り締まりのために巡回する自動車。日本では、昭和25年(1950)に警視庁が採用。パトカー。 [補説]赤色灯を備え、車体の上部を白、下部を黒に塗り分けた...
ひつけとうぞく‐あらため【火付盗賊改】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、江戸市中を巡回して、放火・盗賊・ばくち打ちなどの取り締まりや検挙にあたった。火方(ひかた)。火盗(かとう)改。
ふくしま‐じけん【福島事件】
明治15年(1882)福島県の自由党員や農民が弾圧された事件。県会議長河野広中ら自由党員が、県令三島通庸(みしまみちつね)の県会無視の施政に反対して対抗。会津の農民が道路建設の夫役に反対して警官...
ふそうち‐よざい【不送致余罪】
警察が容疑者の余罪を捜査する際に、一定の条件を満たせば、事件に関する資料を検察官に送致しなくても、検挙したものとして処理すること。捜査の効率化を目的として導入された。