ようぎ‐は【楊岐派】
臨済宗の一派で、中国禅宗の五家七宗の一。臨済宗第七祖の楚円の門下である楊岐方会(ほうえ)を祖とし、宋代におこった。日本では、禅宗二四流の中で道元・慧日(えにち)・永璵(えいよ)・栄西の四派を除い...
ようこく‐じ【楊谷寺】
京都府長岡京市にある西山浄土宗の寺。山号は、立願山。通称、柳谷(やなぎだに)観音。大同元年(806)延鎮の開山と伝える。境内に、空海が得た独鈷水(とっこすい)とよばれる霊水があり、病気、特に眼病...
ようしんそう【楊真操】
琵琶の曲名。「流泉(りゅうせん)」「啄木(たくぼく)」とともに三秘曲の一。
ようしん‐りゅう【楊心流/揚心流】
柔術の流派の一。江戸初期、秋山四郎兵衛の創始という。
よう‐じ【楊枝/楊子】
《もと楊柳の材を用いたところから》 1 歯の間にはさまったものを取り除いたり、食物を刺したりするのに用いる、先をとがらせた細く短い木の棒。つま楊枝。小楊枝。 2 歯のあかをとり、きれいにするため...
ようじ‐いれ【楊枝入れ】
楊枝1を入れる容器。
ようじ‐うお【楊枝魚】
ヨウジウオ目ヨウジウオ科の海水魚。内湾のアマモの茂る所にすみ、全長約30センチ。体は著しく細長くて骨板に覆われ、黒褐色。吻(ふん)は管状。雄の尾部に育児嚢(いくじのう)があり、雌の産みつけた卵を...
楊枝(ようじ)で重箱(じゅうばこ)の隅(すみ)をほじくる
「重箱の隅を楊枝でほじくる」に同じ。楊枝で重箱の隅をつつく。
楊枝(ようじ)に目鼻(めはな)を付(つ)けたよう
非常にやせた人を形容する言葉。
ようじ‐みせ【楊枝店】
江戸、浅草寺(せんそうじ)境内にあった床店(とこみせ)で、楊枝2やお歯黒の材料などを売った店。女を置いてひそかに売春の場ともなった。楊枝屋。「—ちとおやすみとわきへ寄り」〈柳多留・九〉