もよ‐ぎ【萌葱/萌黄】
「もえぎ」の音変化。「君が春蚊屋は—に極りぬ/越人」〈去来抄〉
もろ‐かが【諸加賀】
諸縒(もろよ)り糸で織った極上質の加賀絹。
諸手(もろて)を挙(あ)・げる
無条件に、また積極的に歓迎する。「—・げて賛成する」
もんしょう【紋章】
横光利一の小説。昭和9年(1934)発表。自意識過剰で消極的な知識人山下久内と、行動家雁金八郎との対比を描く。
もんじ‐の‐ごく【文字の獄】
中国の諸王朝で起こった筆禍事件の総称。特に清朝の康熙帝・雍正帝・乾隆帝時代のものが有名。満州出身の清朝は、その政治に反抗的な言辞を筆にした漢人を激しく弾圧、著者を極刑に処すとともにその著書を禁書...
モンタヌス‐は【モンタヌス派】
《Montanism》キリスト教の一派。2世紀中ごろ、小アジア、フリギアのモンタヌスが創唱。聖霊降下と世界の終末を預言、極端な禁欲主義を伴って北アフリカにも広まったが、教皇および正統派会議によっ...
やお【八尾】
狂言。罪人が六道の辻で閻魔(えんま)に会い、地獄へ落とされそうになるが、八尾地蔵からの手紙を見せて、極楽浄土へ送られる。
やきなまし‐ほう【焼き鈍し法】
溶融状態にある金属を徐々に冷却し、より欠陥のない結晶を得る焼き鈍しという現象を模し、最適化問題を近似的に解く手法。最小化すべき関数を設定し、変数の値を確率的に遷移させ、それら変数のばらつき具合を...
やこう‐うん【夜光雲】
高緯度地方で夏季の日没後または日の出前に、高度80〜85キロメートルの上空(中間圏上部境界付近)にまれに現れる、巻雲に似た形の銀色の雲。微小な氷晶からなる。極中間圏雲。NLC(noctiluce...
やっさ‐もっさ
[名]大騒ぎ。もめごと。「—が起る結極(つまり)は」〈紅葉・二人女房〉
[副](スル)大勢が集まって大騒ぎするさま。また、もめたり混乱したりするさま。「勝手なことを言い合って—する」