こうかく‐ろう【黄鶴楼】
中国湖北省武昌県の西、漢陽門内の黄鶴山上に揚子江に臨んで建っていた高楼。李白の詩などで有名。
こう‐ろう【紅楼】
朱塗りのたかどの。美人のいる富家や妓楼などをさしていう。
こう‐ろう【高楼】
高く造った建物。たかどの。
こ‐ろう【鼓楼】
寺院で、時を知らせる太鼓をつるす建物。古くは鐘楼に相対して建てられた。くろう。
ごばんちょうゆうぎりろう【五番町夕霧楼】
水上勉の長編小説。昭和37年(1962)発表。昭和25年(1950)に発生した金閣寺放火事件を題材とする。京都の遊郭に売られた女性と幼馴染みの修行僧の悲恋を叙情的に描いた物語。多数の映像化作品がある。
さん‐ろう【山楼】
山上に造った高い建物。山閣。
しゅ‐ろう【酒楼】
料理屋。料理茶屋。
しゅ‐ろう【鐘楼】
「しょうろう(鐘楼)」に同じ。「—の影が何となくさびしく」〈花袋・田舎教師〉
しょうらん‐ろう【翔鸞楼】
平安京大内裏の八省院の四楼の一。応天門外の西南方に突き出た楼で、方四間、屋背に鴟尾(しび)があり、東の栖鳳楼(せいほうろう)に対する。西楼。
しょうりゅう‐ろう【蒼竜楼】
平安京大内裏の朝堂院にあった四楼の一。大極殿の東南に位置し、白虎楼と相対していた。左楼。東楼。そうりょうろう。