ひ‐の‐くち【樋の口】
川や池で、水を流したり止めたりする調節口。水門。ひぐち。
ひのくち‐まもり【樋の口守】
ミゾゴイの別名。
ひのさけ【樋の酒】
狂言。主人が太郎冠者には米蔵、次郎冠者には酒蔵を離れないで番をするように言って出かけるが、二人は蔵と蔵との間に樋を掛け渡して酒を流し、酒宴を始める。
ひ‐ばこ【樋箱】
汲み取り便所の床の穴。また、そのまわりの枠。
ひ‐ばた【樋端】
敷居・鴨居(かもい)の溝のふち。
ひ‐もん【樋門】
用水の取り入れや排水、舟運などのため、堤防を横切る暗渠(あんきょ)にして設ける通水路。水門をつけ、水位を調節する。
ひらでん‐の‐たち【樋螺鈿の太刀】
鞘口(さやぐち)から鞘尻にかけて鞘の中央に細長い樋を設け、その部分に螺鈿を施した飾り太刀。