とい【樋】
屋根を流れる雨水を受けて、地上や下水道に導くための溝形または筒状の装置。軒樋(のきどい)・竪樋(たてどい)、それらをつなぐ呼樋(よびどい)など。とゆ。とよ。
とい‐だけ【樋竹】
樋(とい)にする竹。また、竹でつくった樋。
とよ【樋】
「とい」の音変化。
ひ【樋】
1 水を送り流すために、竹・木などで作った管。とい。 2 せき止めた水の出口に設けた戸。開閉して水を出入りさせる。水門。 3 物の表面につけた細長い溝。「物差しの—」 4 日本刀の側面の峰近くに...
ひ‐ぐち【樋口】
下水や樋の水の出口。
ひぐち【樋口】
姓氏の一。 [補説]「樋口」姓の人物樋口一葉(ひぐちいちよう)樋口隆康(ひぐちたかやす)
ひ‐しろ【樋代】
神社で神体を納める器。みひしろ。
ひ‐すまし【樋洗/樋清/洗歪】
《樋箱(ひばこ)を洗う意》平安時代以降、禁中の便所の清掃などをした下級身分の女性。御厠人(みかわやうど)。
ひ‐どの【樋殿/楲殿】
便所。かわや。「物脱ぎ散らして急ぎ—へ行きたりけるに」〈今物語〉
ひ‐ぬき【樋貫/飛貫】
1 頭貫(かしらぬき)と内法貫(うちのりぬき)との間に入れる貫。鳥居の島木の下の貫など。 2 神明造りの棟の障泥板(あおりいた)を水平に貫いている貫。