よこ‐あな【横穴】
1 山腹や崖などに横に掘った穴。 2 古墳時代の墓の一種。墳丘を築く代わりに軟らかい土の丘陵の斜面や崖面に横に穴を掘って墓室としたもので、ふつう数多く群在する。5世紀に九州に出現し、6世紀には各...
よこあなしき‐せきしつ【横穴式石室】
横方向に開口する石積みの墓室。日本では古墳時代後半を代表する墓室。石室とそれに連絡する通路とからなり、石積みの壁と天井石でつくる。→竪穴式石室
よこ‐あめ【横雨】
風のために横なぐりに降る雨。
よこ‐あるき【横歩き】
横向きに歩くこと。
よこい【横井】
姓氏の一。 [補説]「横井」姓の人物横井小楠(よこいしょうなん)横井也有(よこいやゆう)
よこ‐いじ【横意地】
ことさらに曲がった言い分を押し通そうとする心。片意地。「—を張る」
よこ‐いた【横板】
1 木目を横にして用いる板。 2 能舞台で、本舞台と鏡板との間の部分。床板が横に張ってあるところからいう。後座(あとざ)。
横板(よこいた)に雨垂(あまだ)れ
詰まりながらしゃべることのたとえ。⇔立て板に水。
よこ‐いっせん【横一線】
1 競走で、走者に遅速なくほぼ一線に並んで走っている状態。 2 実力に差がなく、同等の段階で争っている状態。「素粒子研究では日米欧が—で競っている」
よこ‐いと【横糸/緯/緯糸】
織物の横方向に通っている糸。縦糸に直角に織り込まれる。ぬきいと。ぬき。⇔縦糸。