けん【権〔權〕】
[音]ケン(漢) ゴン(呉) [訓]はかり はかる はかりごと [学習漢字]6年 〈ケン〉 1 はかり。はかりのおもり。「権衡」 2 事の成否をはかり考える。「権謀」 3 他を従わせる力や勢い...
ごんき【権記】
平安中期、権大納言藤原行成の日記。正暦2年(991)から寛弘8年(1011)までの分が残っているが、ほかに若干の逸文がある。藤原道長時代の史料として重要。行成卿記。
ごん‐げん【権現】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮の姿をとって現れること。 2 仏・菩薩の垂迹(すいじゃく)として化身して現れた日本の神。本地垂迹説による。熊野権現・金毘羅(こんぴら)権現などの類。 3...
ごんげん‐さま【権現様】
「権現」を敬っていう語。 徳川家康を敬っていう語。また、家康を祭った東照宮のこと。
ごんげん‐づくり【権現造(り)】
神社本殿形式の一。本殿と拝殿とを、石の間または相(あい)の間でつないだもの。平安時代に始まり、桃山時代から盛んになった。日光東照宮本殿がこの例。石の間造り。八つ棟造り。
ごんげん‐とりい【権現鳥居】
⇒両部鳥居(りょうぶとりい)
ごんげん‐まい【権現舞】
東北地方の山伏神楽・番楽(ばんがく)などにみられる二人立ちの獅子(しし)舞。《季 新年》
ごん‐せき【権跡/権蹟】
《権大納言になったところから》藤原行成の筆跡。→三蹟(さんせき)
ごんだ【権田】
姓氏の一。 [補説]「権田」姓の人物権田直助(ごんだなおすけ)権田雷斧(ごんだらいふ)
ごんべえ‐やき【権兵衛焼】
《萩焼の陶工、倉崎権兵衛が焼いたところから》楽山(らくざん)焼の異称。