ひき‐うた【引(き)歌】
古歌やその一部を、後人が自分の詩歌・文章に引用すること。また、その歌。
ひとり‐れんが【独り連歌】
発句から挙句まで一人で詠む連歌。独吟の連歌。
ひな‐うた【鄙歌】
田舎の素朴な歌。ひなびた歌。
ひゃくしゅ‐うた【百首歌】
100首の和歌を集めたもの。一人で100首詠むもの、一人1首を100首集めたものなどがある。百首の歌。百首和歌。
ひゆ‐か【譬喩歌】
万葉集の歌の分類の一。表現方法に基づく分類で、心情を表に出さず、隠喩(いんゆ)的に詠んだ歌。多くは恋愛感情を詠む。譬(たと)え歌。
ひれんひか【悲恋悲歌】
岩野泡鳴の第三詩集。明治38年(1905)刊行。
ひろしまのうた【ヒロシマのうた】
今西祐行の小説。昭和45年(1970)刊行。原爆投下直後の広島に、学徒兵として赴任した体験をもとにした作品。
ひんきゅうもんどうか【貧窮問答歌】
万葉集巻5にある山上憶良の長歌。貧しい生活の苦しさを問答の形式で歌った長歌および反歌1首。
貧(ひん)の盗(ぬす)みに恋(こい)の歌(うた)
貧しければ人の物を盗むようになり、恋をすれば歌を詠むようになる。必要に迫られればどんなことでもすることのたとえ。
びょうぶ‐うた【屏風歌】
屏風絵の主題に合わせて詠んだ歌。屏風に貼(は)ったり描いたりした色紙形に書く。