あおば‐もの【青葉者/白歯者】
雑兵(ぞうひょう)。歩卒。こっぱ武者。また、具足を着けたことのない中間・小者の類。「—を一人討っては槍先に血をつけ」〈甲陽軍鑑・二四〉
あたらしき‐むら【新しき村】
武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)が人道主義的理想の実現を意図し、大正7年(1918)宮崎県児湯(こゆ)郡木城(きじょう)村に設けた農業共同体。のちに、埼玉県入間(いるま)郡毛呂山(もろやま...
あら‐ぎり【粗切り/荒切り】
1 粗く大ざっぱに切ること。また、切ったもの。 2 戦陣で、先頭の兵士が敵を切りたてながら進むこと。「いでいで武蔵—せん、跡をばこなせ若武者ども」〈幸若・高館〉 3 粗く刻んだタバコ。特に、安永...
あら‐むしゃ【荒武者】
1 荒々しい武者。勇猛な武士。 2 乱暴とみえるほどに意気盛んな者。がむしゃらな者。「政界の—」
あんこう‐むしゃ【鮟鱇武者】
大言壮語するくせに臆病な武者をあざけっていう語。あんこうざむらい。
いっ‐き【一騎】
馬に乗った一人の武者。
いっ‐しゅく【一縮】
鎧(よろい)や武具に身をかためること。また、その鎧や武具。転じて、鎧や武具をつけた武者。「只一人鎧—して」〈太平記・二六〉
いなか‐ざむらい【田舎侍】
田舎在住または出身の、態度・身なりなどのやぼな侍。また、粗野粗暴な侍を卑しめていう語。田舎武者。田舎武士。いなかさぶらい。
うたがわ‐は【歌川派】
江戸後期の浮世絵の一派。浮世絵に洋画の遠近法を取り入れた歌川豊春を祖とし、役者絵の国貞、武者絵の国芳、風景画の広重が出た。
うち‐い・る【打ち入る】
[動ラ四] 1 勢いよく中に入る。「庭に—・り縁の際(きは)に寄り給ひて」〈義経記・二〉 2 物事に熱中する。心を打ち込む。「明け暮れ碁に—・りて」〈浮・織留・二〉 [動ラ下二] 1 ひょい...