わたり【渡り】
[名] 1 川などの渡る場所。渡し。「宇治の—」 2 離れた二つの場所に掛けて渡すもの。渡り板や渡り廊下など。 3 外国から渡来すること。また、そのもの。「オランダ—の鉄砲」 4 定住しないで...
わたり‐いた【渡り板】
渡るための板。船から岸へ、また建物から他の建物へかけ渡して通路とする板など。歩み板。わたし。
わたり‐かせぎ【渡り稼ぎ】
あちこちと渡り歩いて稼ぐこと。また、その人。
わたり‐ぜ【渡り瀬】
徒歩で渡ることのできる浅瀬。わたせ。わたりで。「天の川去年(こぞ)の—荒れにけり君が来まさむ道の知らなく」〈万・二〇八四〉
わたり‐どり【渡り鳥】
1 繁殖する地域と非繁殖期を過ごす地域とが離れていて、毎年決まった季節にその間を往復移動する鳥。ふつう南北方向に移動し、日本では、越冬するカモ・ハクチョウなどの冬鳥、繁殖するツバメ・カッコウなど...
わたり‐ぼうこう【渡り奉公】
あちこちを渡り歩き、主人を替えて奉公すること。「女ながら—程をかしきはなし」〈浮・一代女・四〉
わたり‐もの【渡り物】
1 外国から渡ってきた品物。舶来品。「南蛮からの—」 2 祭礼などの際、練って歩く行列・山車(だし)など。ねりもの。「その日—ありとて、にぎはひけり」〈咄・あられ酒・五〉 3 先祖から代々伝わる...
わたり‐もの【渡り者】
1 あちこちと渡り歩き、主人を替えて奉公をする者。 2 1か所に落ち着かず旅をして回る者。 3 他の土地から来て住んでいる者。よそ者。
わた・る【渡る/渉る】
[動ラ五(四)] 1 間を隔てているものの一方から他方へ越えていく。「浅瀬を歩いて—・る」「橋を—・る」「廊下を—・る」 2 船や飛行機で海外へ行く。また、海外から来る。鳥が繁殖地と越冬地の間を...
ワトソンズ‐ベイ【Watsons Bay】
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州の州都シドニーの市街北東郊の一地区。ポートジャクソン湾側からはシドニー中心街とシドニーハーバーブリッジを一望できる。太平洋岸は高さ100メートルの断崖が続...