かご‐ぶね【籠船】
祭礼で引き歩く山車(だし)の一種。美しく飾りたてた船形に四輪の車をつけたもの。京都祇園会の船鉾(ふなぼこ)など。飾り船。
かさ‐かさ
[副](スル) 1 乾いた物、薄くて軽い物が触れ合う音を表す語。かさこそ。「—(と)落ち葉を踏んで歩く」 2 水分や脂気が抜けて滑らかでなく、干からびた感じがするさま。「—した肌」 3 精神的...
かざり‐うり【飾り売(り)】
歳末にしめ飾りや門松など、正月の飾り物を売り歩くこと。また、その人。《季 冬》「行く人の後ろ見送り—/虚子」
かし‐こ【彼処】
[代]遠称の指示代名詞。 1 話し手・聞き手の両方から離れた場所をさす。あそこ。「どこも—も満員だ」「笑声嬉々として此処に起これば、歓呼怒罵乱れて—に湧く」〈独歩・忘れえぬ人々〉 2 話の中にあ...
かしま‐の‐ことぶれ【鹿島の事触れ】
昔、春ごとに鹿島神宮の神官が鹿島明神の御神託と称し、その年の吉凶・天変地異などを全国に触れ歩いたこと。また、その人。ことぶれ。《季 新年》
か‐しゃく【仮借】
[名](スル) 1 許すこと。見逃すこと。「—なく罰する」「精神の自由を牢(かた)く守って、一歩も—しない処が」〈鴎外・青年〉 2 借りること。 3 ⇒かしゃ(仮借)
かじゃく【下若】
《中国浙江(せっこう)省長興県若渓北岸の村名。水質がよく美酒を産するところから》美酒のこと。〈運歩色葉〉
か・する【嫁する】
[動サ変][文]か・す[サ変] 1 嫁に行く。とつぐ。「梅子嬢(さん)も亦た細川に—・することを喜んで居るようである」〈独歩・富岡先生〉 2 嫁にやる。とつがせる。「お勢を—・するのが厭になって...
かせどり
小正月の夜、若者たちが鶏の鳴き声をまねたりして各戸を回り、餅(もち)などをもらい歩く風習。かっかどり。かせぎどり。ほとほと。《季 新年》 [補説]佐賀市見島地区のものは、平成30年(2018)「...
か‐そう【過早】
[名・形動]早すぎること。また、そのさま。「—着火」「又演習の経過を—にし或は実戦にあるべからざる動作を演ぜしむべからず」〈歩兵操典・一九〉