ゆがみ【歪み】
1 ゆがむこと。ゆがんでいる状態。ひずみ。「テレビの画像の—」 2 心が正しくないこと。「性格の—」
ゆがみ‐づら【歪み面】
ゆがんだ顔。しかめつら。
ゆがみ‐なり【歪み形】
1 ゆがんだ形。また、ゆがんだままにしておくこと。「当世女にして風俗腰つき—に」〈浮・椀久二世〉 2 いい加減。まがりなり。「つれそふ男さへ堪忍せば、—にやれさて浮世と思へども」〈浮・一代女・三〉
ゆがみ‐ばしら【歪み柱/曲み柱】
茶室の中柱(なかばしら)で、ゆがみのあるもの。
ゆがみ‐もじ【歪み文字】
《ゆがんだ形の字の意》ひらがなの「く」のこと。→二つ文字「二つ文字牛の角(つの)文字すぐな文字—とぞ君はおぼゆる」〈徒然・六二〉
ゆが・む【歪む】
[動マ五(四)] 1 物の形が、ねじれたりたわんだりして正しくなくなる。ひずむ。「障子が—・む」「痛みに顔が—・む」 2 心や行いなどが正しくなくなる。「—・んだ根性」 3 言葉がなまる。「声...
ゆが・める【歪める】
[動マ下一][文]ゆが・む[マ下二] 1 物の形を正しくないようにさせる。ゆがませる。「箱を—・める」「口元を—・めて笑う」 2 心や行いなどを正しくないようにさせる。ゆがませる。「家庭の不和が...
ゆがんだかお【歪んだ顔】
角田喜久雄の推理小説。昭和22年(1947)刊行。
わい【歪】
[音]ワイ(漢) [訓]ゆがむ ひずむ いびつ 曲がって正しくない。ゆがむ。「歪曲・歪力」
わい‐きょく【歪曲】
[名](スル) 1 物をゆがめまげること。また、ゆがみまがること。「—した線路」 2 事実をわざとゆがめて伝えること。「この報告は事実を—している」