しに‐ごう【死に業】
前世の悪業の報いとして死ぬこと。また、死にも値する罪業。「され共此の人—や来ざりけん」〈太平記・三二〉
しにごもり‐まゆ【死に籠もり繭】
蚕が繭を作る途中で死んだもの。また、その繭。
しに‐ざま【死に様】
1 死ぬときのようす。また、死んだようす。死によう。 2 死にぎわ。「—に念仏申さぬ人はあれど」〈鶉衣・一徳弁〉
しに‐しだい【死に次第】
死ぬに任せ、見殺しにすること。勝手に死なせること。「十悪人のこの治兵衛、—とも捨て置かれず」〈浄・天の網島〉
しに‐しょうぞく【死に装束】
1 死者に着せる衣服。 2 切腹するときの白装束。
しに‐じたく【死に支度】
死を前にしての準備。
しに・す【死にす】
[動サ変]死ぬ。「いさなとり海や—・する山や—・する死ぬれこそ海は潮干て山は枯れすれ」〈万・三八五二〉
しに‐すがた【死に姿】
死ぬときの姿。また、死んだ人のようす。
しに‐すじ【死に筋】
《「売れ筋」に対する語》売れ行きが悪く、利益を生まない商品。
しに‐ぜに【死に銭】
「死に金」に同じ。