ざん‐そん【残存】
[名](スル)《「ざんぞん」とも》なくならないで残っていること。同類の多くがなくなったあとも、なお残っていること。「社会に根強く—する偏見」「—勢力」
ざん‐そん【残樽】
酒の残っている樽(たる)。また、樽に残っている酒。
ざんそん‐しゅ【残存種】
動植物で、かつては広く分布していたが、現在は限られた地域にのみ生存する種。植物のメタセコイア、動物のシーラカンスなど。レリック。遺存種。化石が多く産出することから、「生きた化石」ともいう。
ざんそんぶつとりかたづけひよう‐ほけんきん【残存物取り片付け費用保険金】
火災などにより損害を被った建物などの、取り壊し費用・片付け費用・搬出費用の一部として支払われる保険金。
ざんそん‐ほけんきんがく【残存保険金額】
生命保険・損害保険で、保険期間中の事故などで保険会社が保険金を支払った後に、契約した保険金額からその支払済み額を差し引いた残額。その額が、以後の保険期間の保険金額となる。
ざんそん‐ゆにゅうせいげん【残存輸入制限】
GATTに違反して行われた輸入数量制限。
ざん‐ぞう【残像】
外部刺激がやんだあとにも残る感覚興奮のこと。主として視覚についていう。
ざん‐ぞく【残賊】
[名](スル) 1 人や世間に害を与えること。また、その人。「天下のために—を除かんではならぬ」〈鴎外・大塩平八郎〉 2 討ちもらされた賊。
ざんぞんしゃ‐りえき【残存者利益】
過当競争や収縮傾向にある市場において、競争相手が撤退したあと、生き残った企業のみが市場を独占することで得られる利益。
ざん‐だか【残高】
収支または貸借の差し引き計算をして残った金額。残金。