しち‐しゅ【七衆】
仏の教えを奉ずる人々を7種に分けたもの。比丘(びく)・比丘尼・式叉摩那(しきしゃまな)・沙弥(しゃみ)・沙弥尼・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)のこと。
しぶ‐しゅ【四部衆】
4種の仏弟子。比丘(びく)・比丘尼・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)。四衆。
しゅす‐びん【繻子鬢】
1 江戸時代、毛筋を透かさないでなでつけた、繻子のようにつやのある鬢。 2 《繻子の頭巾(ずきん)をかぶっていたところから》江戸時代、比丘尼(びくに)の姿をした売春婦。
しょう‐じゅ【聖衆】
極楽浄土の諸菩薩(ぼさつ)。また、菩薩や声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)あるいは比丘(びく)など、多くの聖者の集まり。
身骨(しんこつ)を砕(くだ)・く
物事を一所懸命にする。力の限りを尽くす。「—・いても、御意を背く心は御座りませぬ」〈紅葉・二人比丘尼色懺悔〉
すい‐びょう【水瓶】
仏語。比丘(びく)の十八物の一。水を入れる容器。飲用水を入れる浄瓶と用便後の手洗水を入れる触瓶とがある。→軍持(ぐんじ)
すか‐すか
[副] 1 切れ味がよく、思いのままに切れるさま。「茨など生いしげりて…—と切って払いて」〈鏡花・竜潭譚〉 2 鼻で数度、外気を強く吸い入れるさま。「あっちこっちに鼻先を振り向け、頻りに—息を...
すがた‐ぶね【姿舟】
美人をのせた舟。「その人にぬれ袖の歌比丘尼(うたびくに)とて、この津に入りみだれての—」〈浮・一代女・三〉
そう【僧】
1 《(梵)saṃghaの音写「僧伽(そうぎゃ)」の略》 ㋐仏道を修行する人の集団。三宝の一。 ㋑仏道を修行する人。比丘(びく)。出家。法師。僧侶(そうりょ)。 2 ある宗教に属し、修行や伝道を...
そう‐かい【僧戒】
僧が守らなければならない戒律。沙弥(しゃみ)の十戒、比丘(びく)の具足戒などがある。