チャンズウのころ【纏足の頃】
石塚喜久三の短編小説。中国人社会に同化しようとするモンゴル民族を題材とした作品。昭和18年(1943)発表。同年、第17回芥川賞受賞。
ちゅう‐か【中華】
1 中国人が自国をよぶときの美称。漢民族が自己を世界の中心とする意識の表現。周囲の蛮族(東夷(とうい)、西戎(せいじゅう)、南蛮(なんばん)、北狄(ほくてき))に対しての称。中夏。 2 「中華料...
ちゅうか‐しそう【中華思想】
儒教的な王道政治の理想を実現した漢民族を誇り、中国が世界の中心であり、その文化・思想が最も価値のあるものであると自負する考え方。中国史における外国からの政治的危機に際して、しばしば熾烈(しれつ)...
ちゅうか‐じんみんきょうわこく【中華人民共和国】
アジア大陸東部を占める共和国。1949年10月1日、国民党との内戦に勝利を得た中国共産党の全国統一によって、毛沢東を主席として成立。首都、北京。全人口の9割を超える漢民族を中心にして、55の少数...
ちゅうせい‐ぶんがく【中世文学】
中世の文学。 1 鎌倉時代・室町時代に書かれた文学。平安時代の文学様式のほか、新たに軍記物語・連歌・謡曲・狂言・御伽(おとぎ)草子などを成立させ、幽玄・有心(うしん)などの美的理念や文学理論を生...
チュチェ‐しそう【チュチェ思想】
《「主体思想」と書く》朝鮮民主主義人民共和国・朝鮮労働党の政治思想。マルクスレーニン主義を基に、金日成が独自の国家理念として展開した。人間は自己の運命の主人であり、大衆を革命・建設の主人公としな...
チュノム【(ベトナム)chu nôm】
漢字をもとにして作られたベトナムの民族文字。13世紀ごろから20世紀初頭まで使用されたが、クオックグーの広がりによって廃れた。チューノム。 [補説]「字喃」とも書く。
チュバシ【Chuvash】
ロシア連邦にある22の共和国の一。モスクワの東約600キロメートル、ボルガ川右岸に位置する。首都はチェボクサリ。トルコ系ながらロシア正教徒のチュバシ人が基幹民族。自動車産業などが盛ん。チュヴァシ。
チュートン【Teuton】
古代、ユトランド半島に住んでいたゲルマン民族の一部族。前2世紀、キンブリ人とともに南下して、ローマの将軍マリウスに撃滅された。現在は、ヨーロッパのドイツ人をはじめゲルマン系諸民族・言語の称。テウトニ。
ちょうせん‐がっこう【朝鮮学校】
第二次大戦後、在日本朝鮮人総連合会が設立した在日朝鮮人のための学校。幼稚班・初級学校・中級学校・高級学校・大学校があり、朝鮮語で民族教育を行う。日本の法律では各種学校扱いとなる。