かいがん‐きこう【海岸気候】
海岸に特徴的な気候。海洋気候と内陸気候の中間の特性を示し、気温の年変化・日変化は内陸より小さく、海陸風が発達する。
かいようせい‐きこう【海洋性気候】
島や沿岸など、海洋の影響を強く受ける地方にみられる気候型。気温の年変化・日変化が小さく、一年じゅう温暖で湿度が高く、雲量が大などの特徴がある。→大陸性気候
かんそう‐きこう【乾燥気候】
雨量が少ないため樹木が生育せず、最暖月の平均気温がセ氏10度以上の気候。ケッペンの気候区分における符合はB。より乾燥し植物が見られない砂漠気候(BW)とやや湿潤なステップ気候(BS)に分けられる。
かんたい‐きこう【寒帯気候】
地球上で最も寒冷な気候。最暖月の平均気温がセ氏10度以下で、1年を通して寒い。ケッペンの気候区分における符合はE。ツンドラ気候(ET)と氷雪気候(EF)に分けられる。
き‐こう【気候】
ある土地で、1年を周期として繰り返される大気の総合状態。現在は気温・降水量・風などの30年間の平均値を気候値とする。「—の変化が激しい」「温暖な—」「—のよい土地」
きせつふう‐きこう【季節風気候】
⇒熱帯モンスーン気候
きょくち‐きこう【局地気候】
数十平方キロメートル以下程度の狭い地域内に特徴的に現れる気候。盆地の気候など。小気候。
こうざん‐きこう【高山気候】
高山に特徴的な気候。気温は高さが増すにつれて下がり、霧が多くなり、雪線以上では万年雪や氷河がある。ケッペンの気候区分には含まれず、後に追加された。符合はH。
こ‐きこう【古気候】
過去の気候。現在の気候に対し、特に地質時代の気候を指す。繰り返し起きた氷期や間氷期をはじめ、過去の気候変動を研究する学問分野は古気候学とよばれる。
さばく‐きこう【砂漠気候】
ケッペンの気候区分による乾燥気候の一。符合はBW。降水量が極めて少なく、オアシス以外に植物が見られない。モンゴル・中央アジア・アラビア半島・アフリカ北部・アメリカ西部・オーストラリア中西部などに...