うか・す【浮かす】
[動サ五(四)] 1 浮くようにする。浮かべる。「グラスに氷を—・す」 2 固定させず、不安定な感じや状態にする。「腰を—・す」 3 経費・時間などの使い方を工夫して余りが出るようにする。切り詰...
うか‐とうせん【羽化登仙】
《蘇軾「前赤壁賦」から》中国古代の信仰で、からだに羽が生え仙人となって天へのぼること。また、酒に酔ってよい気持ちになったときのたとえにいう。羽化。
うかれ‐い・ず【浮かれ出づ】
[動ダ下二] 1 気持ちが落ち着かず、どこという当てもなく、家を出る。「—・づる心は身にもかなはねば如何なりとても如何にかはせむ」〈山家集・中〉 2 心がひかれて、うきうきとする。また、うきうき...
うかれ‐ごころ【浮(か)れ心】
落ち着かない気持ち。特に、陽気に浮き立った気持ち。「詩でも吟じたいような—になって」〈花袋・妻〉
うかれ‐た・つ【浮(か)れ立つ】
[動タ五(四)] 1 楽しくてたまらず、とてもじっとしていられない気持ちになる。ひどく浮かれる。「町中が祝賀の準備で—・つ」 2 気軽にぶらりとでかける。「裾をかしうからげて、路の枝折(しを)り...
うきあし‐だ・つ【浮(き)足立つ】
[動タ五(四)]《「うきあしたつ」とも》 1 不安や恐れで落ち着きを失う。逃げ腰になる。「倒産のうわさに社員が—・つ」 2 俗に、期待で浮かれた気持ちになり、そわそわする。「開幕を前に—・ってい...
うき‐た・つ【浮(き)立つ】
[動タ五(四)] 1 心楽しく、うきうきして落ち着かない状態になる。「旅行を前にして心が—・つ」 2 気持ちがうわずる。そわそわする。「反撃を受けてチームが—・つ」 3 周りのものから区別されて...
うき‐よ【浮(き)世/憂き世】
1 《もとは「憂き世」の意》仏教的厭世観から、いとうべき現世。つらいことの多い世の中。無常のこの世。「—をはかなむ」「散ればこそいとど桜はめでたけれ—になにか久しかるべき」〈伊勢・八二〉 2 死...
うごか・す【動かす】
[動サ五(四)] 1 物を他の位置に移したり、占めていた位置を変えたりする。また、配置・地位などを変える。「箪笥(たんす)を—・す」「人事部から経理部へ—・す」 2 もとが固定しているものの一部...
う‐さ【憂さ】
気持ちが晴れないこと。思うに任せない、つらい気持ち。「—を晴らす」