すい‐しょう【水晶/水精】
無色透明で結晶形のはっきりしている石英のこと。ふつう六角柱状で先がとがる。装飾品・印材・光学機材などに利用。水玉(すいぎょく)。
すいしょう‐きゅう【水晶宮】
1851年、ロンドンで開かれた第1回万国博覧会の会場建築。鉄骨ガラス張りで、材料・工法ともに近代建築の先駆的な作品。クリスタルパレス。
すいしょうこん‐しき【水晶婚式】
結婚15周年を祝う式。また、その祝い。→結婚記念式
すいしょう‐しんどうし【水晶振動子】
水晶を結晶軸に関して一定の方向に切り取った板または棒に電極を配置して支持容器に収めたもの。圧電気現象を利用した振動子として水晶発振器、超音波の発生・検出などに利用。
すいしょうじ‐の‐くら【水晶地の鞍】
鞍の前輪と後輪(しずわ)の表面を鏡地(かがみじ)に磨き上げた鞍橋(くらぼね)。一説に、一面に水晶をすり入れたものともいう。
すいしょう‐たい【水晶体】
眼球内の前方にあり、外からの光線を屈折して網膜上に像を結ばせる器官。透明なレンズ状をなす。
すいしょうたい‐しょうたい【水晶体小帯】
⇒毛様体小帯
すいしょうたい‐のう【水晶体嚢】
眼球内で水晶体を前後から包み込んでいる透明で非常に薄い膜。
すいしょう‐だけ【水晶岳】
富山県南東部、黒部川水源の最高峰。二つの峰をもつ山で、標高は南峰2986メートル、北峰2978メートル。山稜東側に圏谷(カール)と堆石(モレーン)がみられる。中部山岳国立公園に属する。黒岳。
すいしょう‐とう【水晶島】
歯舞群島西部の島。第二次大戦後はソ連、のちにロシア連邦の統治下。かつてはコンブ・カニ・タラなどの漁獲基地だった。納沙布岬から肉眼で見ることができる。