すいしょうじ‐の‐くら【水晶地の鞍】
鞍の前輪と後輪(しずわ)の表面を鏡地(かがみじ)に磨き上げた鞍橋(くらぼね)。一説に、一面に水晶をすり入れたものともいう。
すいしょう‐たい【水晶体】
眼球内の前方にあり、外からの光線を屈折して網膜上に像を結ばせる器官。透明なレンズ状をなす。
すいしょうたい‐しょうたい【水晶体小帯】
⇒毛様体小帯
すいしょうたい‐のう【水晶体嚢】
眼球内で水晶体を前後から包み込んでいる透明で非常に薄い膜。
すいしょう‐だけ【水晶岳】
富山県南東部、黒部川水源の最高峰。二つの峰をもつ山で、標高は南峰2986メートル、北峰2978メートル。山稜東側に圏谷(カール)と堆石(モレーン)がみられる。中部山岳国立公園に属する。黒岳。
すいしょう‐とう【水晶島】
歯舞群島西部の島。第二次大戦後はソ連、のちにロシア連邦の統治下。かつてはコンブ・カニ・タラなどの漁獲基地だった。納沙布岬から肉眼で見ることができる。
すいしょう‐どけい【水晶時計】
水晶発振器の安定した周波数を利用した時計。誤差がきわめて少なく、かつては天文台の標準時計や放送局の時報に利用。簡単なものはクオーツ時計として腕時計に利用される。電子時計。
すいしょう‐の‐よる【水晶の夜】
⇒クリスタルナハト
水晶(すいしょう)は塵(ちり)を受(う)けず
水晶は、穢(けが)れとなる一点の塵も受けつけない。清廉潔白な人が不義・不正をにくむたとえ。
すいしょう‐はっしんき【水晶発振器】
水晶振動子を利用した発振器。きわめて正確な安定した周波数の電気振動を発生させるので、通信・放送用の発振器や精密時計などに用いられる。クリスタルオシレーター。