ふか‐ぐつ【深靴/深沓/深履】
1 短靴に対して、足を深くおおう形に作った靴。ブーツ。 2 雪路などで履く、わら製の長靴。 3 公家(くげ)などが雨・雪のときに用いた、革製黒漆塗りの深い沓。→浅沓
まり‐ぐつ【鞠沓】
蹴鞠(けまり)に用いるくつ。
ものい‐ぐつ【物射沓】
騎射用の沓。なめし革で作り、黒漆を塗り、つま先をしぼって襞(ひだ)を設ける。
ゆき‐ぐつ【雪沓】
雪道を歩くときに履く、深いわらぐつ。《季 冬》「—も脱がで炉辺の話かな/子規」
わらうず【藁沓】
⇒わろうず
わら‐ぐつ【藁沓】
1 積雪地などで用いる、わらを編んで作ったくつ。《季 冬》 2 わらで編んだ草履。わらじ。「—、直垂(ひたたれ)を召して」〈伽・文正〉
わろうず【藁沓/草鞋】
《「わらぐつ」の音変化》わらで編んだ履物。わらじ。