あぶら‐といし【油砥石】
きめの細かい硬質砥石。水の代わりに油で研ぐ。あぶらと。
あぶら‐どおし【油通し】
[名](スル)食材を熱した油にさっとくぐらせること。「牛肉を—する」
あぶら‐な【油菜】
アブラナ科の越年草。高さ約1メートル。葉は裏面が白みを帯びる。春、花びら4枚が十字形に並ぶ黄色の花が総状に咲く。実は細長いさやで、中に黒褐色の小粒の種子があり、これから菜種油をとる。中国から渡来...
あぶら‐なぎ【油凪】
海面が、油を流したように波が立たない状態。べたなぎ。
油(あぶら)に水(みず)
「水と油」に同じ。
あぶら‐ぬき【油抜き】
油で揚げたものを、油の臭みがとれるように、熱湯をかけたり、くぐらせたりすること。
あぶら‐ねずみ【油鼠】
油で揚げたねずみ。きつね捕りのえさにする。「罠(わな)のと知りつつ、—の側を去られん老狐(ふるぎつね)の如くに」〈二葉亭・浮雲〉
あぶら‐ねんど【油粘土】
工作などに用いる、油をまぜて練った粘土。
あぶらのこうじ‐どおり【油小路通り】
京都市中央部を南北に縦貫する道路の呼び名。堀川通りの東側を走り、沿線に白峰神宮や千家十職の楽家がある。全長約9.2キロ。平安京の油小路にあたる。
あぶら‐はね【油跳ね】
油がはねて周囲にとび散ること。特に、料理で、水分の多い材料を揚げるときに油が勢いよくとび散ること。