かい‐ともし【掻い灯し】
《「かきともし」の音変化》油火を用いるあかり。特に清涼殿の夜の御殿(おとど)の四隅にともした灯籠(とうろう)のことをいう。「夜御殿のをば、—とうよなどいふ、まためでたし」〈徒然・二三〉
かいほうがた‐だんぼうきき【開放型暖房機器】
暖房器具のうち、燃焼に使った機器からの排気を室内に放出するもの。強制排気管のない石油ストーブ、ガスストーブ、石油ファンヒーターなど。室内の酸素不足によって一酸化炭素が排出されることもあるので、十...
かい‐ぼう【櫂棒】
酒・醤油などの醸造で、麹やもろみをかき混ぜ、発酵をうながすための棒状の道具。
かい‐み【怪味】
四川料理のソースの一。砂糖・酢・醤油に芝麻醤や豆板醤・花椒などを加えて作る。五味に香りやしびれる辛さを加えた複雑な味で、鶏料理などに用いる。ガイウェイ。
かいめん‐かっせいざい【界面活性剤】
界面張力を著しく低下させる物質。水に対しては、せっけん・油・アルコールなど。表面活性剤。
かいようおせん‐ぼうしほう【海洋汚染防止法】
《「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」の略称》船舶の油・廃棄物の排出などによる海水汚染や海上災害を防止するための法律。昭和46年(1971)施行。海防法。
かいよう‐プラットホーム【海洋プラットホーム】
海洋開発などの作業を行う土台となる構造物。海底油田や天然ガス田の採取、海底ケーブルの敷設などに利用する。海底に打ち込んだ杭や係留索で固定する方式と、大深度の海域でも利用できる浮体式に大別される。
かいらくのその【快楽の園】
《原題、(オランダ)Tuin der lusten》ボッシュの絵画。板に油彩。三連祭壇画であり、中央パネルは縦220センチ、横195センチ、両翼は横97センチ。肉欲に溺れた人間たちが、奇怪な形を...
かえん‐ぐま【火焔隈】
歌舞伎の隈取りの一。白塗りの地に油紅で火炎のような形に隈取る。勇武・豪壮な役柄を示し、「義経千本桜」鳥居前の忠信などに用いる。
かかあ‐たばね【嚊束ね】
文化年間(1804〜1818)江戸に流行した下層の男性の髪形。油を使わず、たぼを膨ませ、まげを高くした略式のもの。たばね。