ほうち‐しゅぎ【法治主義】
1 人の善性に期待せず、徳治主義を排して、法律の厳格な適用によって人民を統治しようとする主張。韓非子(かんぴし)やホッブスなどの説が代表。 2 絶対君主の支配を否定し、国家権力の行使は議会の制定...
ほう‐ちつじょ【法秩序】
社会が法律によって規律され、秩序が保たれている状態。また、社会を規律する多様な法規が構成する整然とした体系。
ほうてい‐かんさ【法定監査】
法律に基づき公認会計士・監査法人が行う会計監査。資本金5億円以上または負債200億円以上の株式会社を対象とする会社法監査、株式を上場している会社や日本証券業協会に株式を登録している会社を対象とす...
ほうていがい‐ふくり【法定外福利】
福利厚生のうち、法律で義務付けられた法定福利以外に、企業が任意で実施するもの。交通費・住宅手当の支給、社宅の提供、法定健康診断以外の検診、育児支援、医療施設・社員食堂・レクリエーション施設の設置...
ほうていがい‐もくてきぜい【法定外目的税】
国の法律「地方税法」に定められた税目以外に、地方自治体が特定の目的に使用するために条例で設定する税。総務大臣の同意を必要とする。法定外税の一つ。産廃税など。→法定外普通税 [補説]平成12年(2...
ほうてい‐きんり【法定金利】
金銭消費貸借契約における法律で定められた利息の上限。原則として利息制限法の上限金利が適用される。
ほうてい‐けつぞく【法定血族】
本来の血のつながりはないが、法律上血族として取り扱われる者。養子と養親およびその血族との間に認められる。準血族。→自然血族
ほうてい‐けんしん【法定健診】
法律によって実施が義務付けられている健康診断・健康診査。 [補説]学校保健安全法や労働安全衛生法に基づいて学校や職場で行われる定期健康診断や、母子保健法に基づいて市町村が実施する乳幼児健康診査(...
ほうていしょうこ‐しゅぎ【法定証拠主義】
裁判での事実認定を行う際に、裁判官の証拠の評価において法律による判断基準を設けるという考え方。→自由心証主義
ほうてい‐じゅんびきん【法定準備金】
株式会社において、資本欠損の塡補(てんぽ)を目的として、法律の規定によって積み立てを強制されている準備金。源泉により、資本準備金と利益準備金に分かれる。→任意積立金