しが‐の‐うら【滋賀浦/志賀浦】
近江(おうみ)国滋賀郡の琵琶湖の南西部に面する湖岸一帯の古称。
しきつ‐の‐うら【敷津の浦】
古代の難波(なにわ)から住吉にかけての海岸。現在、大阪市浪速(なにわ)区に敷津の町名が残る。[歌枕]「住吉の—のなのりその名は告(の)りてしを逢はなくも怪し」〈万・三〇七六〉
しばうら【芝浦】
東京都港区の地名。東京港の一部をなす。芝の生えた海岸の意で、もと芝浜ともいった。
すぎうら【杉浦】
姓氏の一。 [補説]「杉浦」姓の人物杉浦重剛(すぎうらしげたけ)杉浦茂(すぎうらしげる)杉浦乗意(すぎうらじょうい)杉浦忠(すぎうらただし)杉浦非水(すぎうらひすい)杉浦明平(すぎうらみんぺい)...
そでがうら【袖ヶ浦】
千葉県中西部、東京湾沿いの市。京葉工業地帯の一部で、埋め立て地に石油化学工場がある。人口6.0万(2010)。 [補説]もとは東京湾の東一帯、船橋から木更津にかけての沿岸の称。
そでし‐の‐うら【袖師浦】
静岡県静岡市東部、旧清水市の袖師の海岸。また、島根県松江市馬潟の中海の湖岸。一説に松江市の宍道湖(しんじこ)岸とも。[歌枕]「から衣—のうつせ貝むなしき恋に年の経ぬらむ」〈後拾遺・恋一〉
そで‐の‐うら【袖の浦】
着物の袖が涙にぬれているのを、浦に見立てていう語。「忍びねの涙たたふる—になづまず宿る秋の夜の月」〈山家集・中〉
そでのうら【袖の浦】
神奈川県鎌倉市、七里ヶ浜の別称。 山形県酒田市、最上川河口付近の海岸。[歌枕]「—のなみ吹きかへす秋風に雲の上まで涼しかるらむ」〈新古今・雑上〉
たい‐の‐うら【鯛ノ浦】
千葉県南部、鴨川市の海岸。タイ生息地で、特別天然記念物に指定。日蓮の誕生に際し大鯛が飛び上がったという伝説の地。妙(たえ)ノ浦。
たえ‐の‐うら【妙ノ浦】
鯛ノ浦(たいのうら)の異称。