なみだ‐もろ・い【涙脆い】
[形][文]なみだもろ・し[ク]ちょっとしたことにも涙が出がちである。情にほだされやすい。「—・い人」
なみだ‐やけ【涙焼け】
犬の目の周りの毛が茶色く変色する現象。結膜炎や鼻涙管の異状などによって涙の量が多くなると起こりやすい。
涙(なみだ)を絞(しぼ)・る
絞るほどたくさん涙が出る。
涙(なみだ)を呑(の)・む
くやしさ、無念さをじっとこらえる。「—・んで不利な条件を受け入れる」
涙(なみだ)を振(ふ)る・う
こぼれる涙を振り払う。私情を振り切る。同情を捨てる。「—・って厳罰に処する」
なんだ【涙】
「なみだ」の音変化。「熱い—は思わず知らず流れ落ちて」〈藤村・破戒〉
るい【涙】
[常用漢字] [音]ルイ(呉)(漢) [訓]なみだ 〈ルイ〉なみだ。「涙腺/暗涙・感涙・血涙・催涙・声涙・熱涙・落涙」 〈なみだ〉「涙雨・涙声/空涙」 [補説]「泪」は異体字。
るい‐えき【涙液】
絶えず涙腺(るいせん)から分泌され、眼球の表面をうるおしている液。なみだ。
るい‐き【涙器】
涙腺(るいせん)と涙道との総称。
るい‐こつ【涙骨】
顔面をつくる骨の一。薄い方形で、眼窩(がんか)内壁前部に一対ある。