しん‐えん【深遠】
[名・形動]奥深くて容易に理解が及ばないこと。また、そのさま。深奥。「—な教理」 [派生]しんえんさ[名]
深淵(しんえん)に臨(のぞ)むが如(ごと)し
《「詩経」小雅・小旻から》非常に危険な立場にあることのたとえ。
しん‐おう【深奥】
[名・形動]非常に奥が深いこと。また、そういうところや、そのさま。深遠。「学の—を窮める」「—な哲理」
しん‐か【深化】
[名](スル)物事の程度が、深まること。また、深めること。「思想の—」「対立が—する」
しん‐かい【深海】
ふかいうみ。海洋動物学では水深200メートル以上、海洋学では2000メートル以上の深さの海をいう。光が透過せず、光合成は行われない。
しんかい‐ぎょ【深海魚】
水深200メートルより深い海に生息する魚類。巨大な水圧、暗黒、恒常的な低温、水の流動の少ないことなどのために、骨格や筋肉が軟弱、目や発光器の発達、または目の退化、口や胃が大きいなどの特徴が著しい...
しんかい‐くっさくけいかく【深海掘削計画】
深海底を掘削・探索する研究プロジェクト。1968年に米国が単独で開始。1976年以降は国際協力事業となり、1985年に国際深海掘削計画(ODP)に改称された。調査開始から1983年まで、深海掘削...
しんかい‐せいそう【深海成層】
水深1000〜2000メートルの深海底の堆積物(たいせきぶつ)。火山性泥・赤色粘土や生物の遺骸などからなる。
しんかい‐ちょうこく【深海長谷】
海洋底に細長く続く谷。深海平原辺縁の扇状地に見られることが多い。富山湾の富山深海長谷が知られる。
しんかい‐てい【深海底】
排他的経済水域および大陸棚の外側に広がる公海の海底。1982年の国連海洋法条約によって、その区域と資源は人類の共同遺産とされた。