そう【藪】
[音]ソウ(漢) [訓]やぶ 〈ソウ〉 1 草木が多く生えた所。やぶ。「藪沢/淵藪(えんそう)・林藪」 2 物事の集まり。「談藪」 〈やぶ〉「草藪・竹藪」 [補説]「薮」は俗字。
そこい‐な・し【底方無し】
[形ク]限りがない。はてしない。きわめて深い。「—・き淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」〈古今・恋四〉
そで‐の‐ふち【袖の淵】
涙が流れて袖をぬらすことを、淵にたとえていう語。「年月の恋もうらみもつもりては昨日にまさる—かな」〈式子内親王集〉
たい【苔】
綱淵謙錠(つなぶちけんじょう)の時代小説。同作を表題作とする小説集は昭和48年(1973)刊行。作品は、明治維新の頃に起きた士族反乱未遂事件、「思案橋事件」を主題とする。
たい‐して【大して】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って)特に問題にする程度ではないさま。さほど。それほど。「—気にかけてはいない」 2 程度のはなはだしいさま。大いに。「角力になりましてからは—惣次郎も贔屓(ひ...
たいしゃく‐きょう【帝釈峡】
広島県北東部、帝釈川の峡谷。長さ約20キロにわたって、石灰岩台地の浸食による天然橋・断崖絶壁・奇岩・深淵などがみられる。
たき‐つぼ【滝壺】
滝が落ち込んで深い淵となっている所。《季 夏》
たて‐ひ・く【立(て)引く/達引く】
[動カ五(四)] 1 義理を立て通す。また、意地を張り合う。「兄弟分の友誼(よしみ)で此事はいわないと—・いて呉れるなら」〈円朝・真景累ヶ淵〉 2 義理や意地で他人のために金を立て替えたり支払っ...
たま‐かぎる【玉かぎる】
[枕]玉がほのかに輝く意から、「夕」「日」「ほのか」「はろか」「ただ一目」などに、また「磐垣淵(いはかきふち)」にもかかる。「—夕さり来(く)れば」〈万・四五〉 「—ほのかに見えて別れなばもとな...
民(たみ)信(しん)無(な)くば立(た)たず
《「論語」顔淵から》政治は民衆の信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備・食糧・民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。民信無...