うき‐ね【浮き寝】
1 水鳥が水に浮いたまま寝ること。 2 人が船の中で寝ること。「波の上に—せし宵あど思(も)へか心悲しく夢(いめ)に見えつる」〈万・三六三九〉 3 心が落ち着かないで、安眠できず横になっているこ...
こもち‐むしろ【子持ち筵】
母親が子と添い寝できるように幅広に作られたむしろ。「ともにねざさの苔莚(こけむしろ)、—と添へ乳して」〈浄・天神記〉
そい‐ふ・す【添ひ臥す】
[動サ四] 1 寄り添って横になる。添い寝する。「裳をだにもよう言はば着ぬさまにて御前に—・し」〈枕・二四六〉 2 物に寄りかかってからだを横にする。「いみじくをかしげなる人、几帳のつらに—・し...
そい‐ぶし【添い臥し】
[名](スル) 1 「添い寝」に同じ。 2 東宮・皇子などの元服の夜、公卿などの娘が選ばれて添い寝すること。また、その娘。「この折の後見(うしろみ)なかめるを、—にもと催させ給ひければ」〈源・桐壺〉
そえ‐ぢ【添(え)乳】
[名](スル)乳児に添い寝して乳を飲ませること。添い乳(ちち)。「—したままうとうとする」
まくら‐ぞい【枕添ひ】
添い寝をすること。また、その相手。「女は夫を—といひ、男は妻を—といふのす」〈滑・浮世床・二〉