ゆ‐あ・む【湯浴む】
[連語]入浴する。湯治する。「秋ごろ山里にて—・むるとて」〈右京大夫集・詞書〉
ゆ‐あらい【湯洗い】
1 「湯灌(ゆかん)」に同じ。 2 湯で洗うこと。特に、馬を湯で洗うこと。「一昨日は—、昨日は庭乗り」〈盛衰記・一四〉
ゆ‐いり【湯入り】
1 入浴すること。ゆあみ。 2 船の底に淦(あか)のたまること。また、船荷が淦にぬれて損なわれること。また、その船荷。
ゆえ【湯坐】
《「湯うえ」の音変化で、「うえ」は「据え」と同義かという》上代、貴人の新生児に産湯をつかわせた役目の女性。一説に、湯殿に奉仕する人、貴人の子の養育者ともいう。「栲幡皇女(たくはたのひめみこ)と—...
ゆ‐おけ【湯桶】
1 入浴の際に用いる、湯を入れる桶。 2 茶道具の一種。寒中、露地の蹲踞(つくばい)に湯を入れて出す桶。
ゆ‐おも【湯母】
乳児に湯を飲ませる役目の女性。「婦人(をみな)を取りて乳母(ちおも)、—及び飯嚼(いひかみ)、湯坐(ゆゑびと)とし給ふ」〈神代紀・下〉
ゆ‐おん【湯温】
湯の温度。「—調節」
ゆ‐かげん【湯加減】
湯の熱さの程度。特に、風呂のわきぐあい。「ちょうどよい—」
ゆ‐かたびら【湯帷子】
昔、入浴の際、または入浴後に着た、麻や木綿の単(ひとえ)。湯具。ゆかた。
ゆ‐かむり【湯被り】
頭に手ぬぐいを乗せ、その上から柄杓(ひしゃく)で湯をかぶる入浴方法。鳥取の岩井温泉に古くから伝わる風習。