あき‐み・つ【飽き満つ】
[動タ四]満ち足りる。満腹する。「着るもの、食物に—・ちて」〈宇治拾遺・一〇〉
くう‐ふく【空腹】
腹が減ること。すきばら。「—を満たす」⇔満腹。
くち・い
[形]苦しいほど腹がいっぱいである。満腹である。「食べ過ぎて腹が—・くなる」
くち‐よごし【口汚し】
飲食物が少量なため、口を汚す程度で、満腹しないこと。人に料理を勧めるとき、へりくだっていう語。「ほんのお—ですが」
じゅう‐まん【充満】
[名](スル) 1 一定の空間などに、あるものがいっぱいにみちること。「煙が室内に—する」「民衆の間に不平が—する」 2 満ち足りること。満足。「子息の昇進、天下の執権、この—のありさまに」〈愚...
大食(たいしょく)腹(はら)に満(み)つれば学問(がくもん)腹(はら)に入(い)らず
食いすぎて満腹になると、頭の働きが鈍くなるということ。
たか‐ようじ【高楊枝】
1 ゆうゆうと食後の楊枝を使うこと。満腹のさまにいう。「武士は食わねど—」 2 何もしないでいること。ぶらぶら遊んでいること。「那麼(そんな)思想は全く自分には無いからと—である」〈紅葉・多情多恨〉
たべ‐で【食べ出】
満腹感が得られる度合いの高さ。食い出。「この店の丼(どんぶり)は—がある」
腹(はら)がで・きる
1 腹ごしらえができる。また、満腹する。「—・きたら仕事にかかろう」 2 考えがまとまって、動じなくなる。覚悟ができる。また、度量がそなわる。「いつでも辞表を出す—・きている」
腹(はら)が膨(ふく)・れる
1 飽きるほど飲み食いして満腹する。「—・れて眠くなる」 2 言いたいことを言わないので気が晴れないでいる。「おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば」〈徒然・一九〉