とうしせん【唐詩選】
中国の唐詩の選集。7巻。明の李攀竜(りはんりょう)の編というが未詳。李白・杜甫など、盛唐期の詩に重きを置き、計128人の465編を詩体別に収めたもの。日本には江戸初期に伝来し、漢詩入門書として大...
どく‐しょう【読誦】
[名](スル) 1 声に出してよむこと。「漢詩を—する」 2 ⇒どくじゅ(読誦)
なずらえ‐うた【準え歌】
古今集仮名序の和歌の六義(りくぎ)の一。物事になぞらえて詠んだ歌。漢詩の六義の「比」にあたる。なぞらえうた。
にほんがふ【日本楽府】
江戸後期の漢詩集。1巻。頼山陽著。文政11年(1828)成立。日本の史実から題目を選んだ楽府体の史詩66首を収録。明の李東陽の「擬古楽府」を手本としたもの。
にろく‐つい【二六対】
漢詩の平仄(ひょうそく)上の規則の一。七言の近体詩で、同一句の第2字と第6字とは平仄を同じにしなければならないこと。また、同一句の第2字と第4字とは平仄を同じにしてはいけないこととあわせて、二四...
はい‐りつ【排律】
漢詩の近体詩の一体。律詩を引き伸ばした、五言または七言の10句以上の偶数句からなる詩体。最初と最後とを除く他の聯(れん)がみな対句をなす。長律。
はく‐せん【白戦】
1 武器を持たず素手で戦うこと。 2 漢詩を競作するとき、題に縁のある一定の語の使用を禁じて、才を争うこと。
はくほう‐ぶんか【白鳳文化】
白鳳時代の文化。唐との交通により、その影響を受けた仏教美術にすぐれた作品が多い。薬師寺の東塔や薬師三尊像、法隆寺金堂壁画などがその代表。また、国史の編纂が開始され、漢詩・和歌なども盛んとなった。
はくりょう‐たい【柏梁体】
漢詩の一体。1句七言の連句で、毎句脚韻をふむのを特徴とする古詩。漢の武帝が柏梁台を築いた時、群臣に作らせた詩体に由来するといわれる。
は‐だい【破題】
漢詩文などで、初めからすぐにその題意を述べること。また、その部分。