かん‐らん【奸濫/姦濫】
よこしまで、みだらなこと。「政府の為に武夫の—を抑え其高名心を制したれども」〈田口・日本開化小史〉
がいすい‐はんらん【外水氾濫】
川を流れる水(外水)があふれて市街地や農地に流れ込むこと。内水氾濫に対する語。大雨などで河川の水位が上昇して堤防を越えたり、堤防が決壊することで起こる。いわゆる洪水のこと。
じょく‐らん【濁乱/濁濫】
仏語。悪がはびこって人を惑わせ、世が乱れること。だくらん。
ないすい‐はんらん【内水氾濫】
市街地や農地に降った雨水(内水)が地表にあふれること。外水氾濫に対する語。下水道や側溝の排水能力を超える多量の雨が降ったり、河川の水位が上昇して下水道等から河川に排水できなくなったときに起こる。...
はん‐らん【氾濫】
[名](スル) 1 川の水などが増して勢いよくあふれ出ること。洪水になること。「豪雨で河川が—する」 2 事物があたりいっぱいに出回ること。あまり好ましくない状態にいう。「情報の—」「悪書が—する」
ほう‐らん【放濫】
[名・形動]勝手気ままであること。みだりに道理に背くこと。また、そのさま。「女の言葉遣いは…寧(むしろ)—に走る嫌いがあった」〈荷風・濹東綺譚〉
らん【濫】
[常用漢字] [音]ラン(呉)(漢) [訓]みだり 1 水があふれ出る。「氾濫(はんらん)」 2 みだりに。「濫獲・濫造・濫伐・濫発・濫費・濫用」 3 浮かべる。「濫觴(らんしょう)」