ながれる【流れる】
幸田文の小説。昭和30年(1955)発表。花柳界で生きる女性たちの姿を描く。
を原作とする映画。成瀬巳喜男監督、昭和31年(1956)公開。出演、田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子ほか。第11...
なぎ‐さん【那岐山】
岡山県・鳥取県の県境にある山。中国山地の主峰の一。標高1255メートル。津山盆地北部に位置する。山頂からは、北は日本海・大山(だいせん)・鳥取砂丘、南は瀬戸内海が眺望できる。南東麓にある菩提寺は...
なご‐わん【名護湾】
沖縄県、沖縄島のほぼ中央、東シナ海側に弧を描くように広がる湾。本部(もとぶ)半島と部瀬名(ぶせな)岬とに囲まれた水域。面積約35平方キロメートル。湾岸の中心は名護市。沖縄海岸国定公園に属する。
なぜ‐し【名瀬市】
⇒名瀬
なつのおわり【夏の終り】
瀬戸内晴美の短編小説。昭和37年(1962)「新潮」誌に発表。自身の体験に基づき、不倫関係にある男性と、かつて自身の離婚の原因となった年下の男性との間で揺れる女性の心を描く。昭和38年(1963...
なな‐せ【七瀬】
1 七つの瀬。数多くの瀬。「松浦川—の淀は淀むとも我は淀まず君をし待たむ」〈万・八六〇〉 2 七瀬の祓(はらえ)を行う7か所の瀬。「難波の御祓へ—によそほしう仕まつる」〈源・澪標〉
ななせ‐の‐はらえ【七瀬の祓】
平安時代以降、朝廷で毎月または臨時に行った公事(くじ)の一。吉日を選んで、天皇の災禍を負わせた人形(ひとがた)を七人の勅使の手で加茂七瀬などの七つの瀬に持ってゆき、祓をして流した。鎌倉幕府もこれ...
ななせふたたび【七瀬ふたたび】
筒井康隆の連作SF小説集。各作品は昭和47年(1972)から昭和49年(1974)にかけて、「小説新潮」誌などに掲載。単行本は昭和50年(1975)刊行。超能力を持つ女性、火田七瀬を主人公とする...
何(なに)がさて
1 何はともあれ。とにかく。何はさておき。「馬鹿気た様なことを思って見たり、—上機嫌だったのだ」〈梶井・瀬山の話〉 2 もちろん。「『今日は一段の御機嫌でござる』『—、かやうに天下穏やかにして、...
なにしか‐も【何しかも】
[連語]「なにしか」を強めた言い方。なんでまあ…か。「たきつ瀬のはやき心を—人めつづみのせきとどむらむ」〈古今・恋三〉