はっきゅうざんえい【白球残映】
赤瀬川隼の短編小説集。平成7年(1995)刊行。同年、第113回直木賞受賞。
はつせ【初瀬/泊瀬】
奈良県桜井市初瀬(はせ)の古称。[歌枕]「うかりける人を—の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを」〈千載・恋二〉
はつせ‐がわ【初瀬川】
奈良県桜井市を流れる初瀬(はせ)川の古称。[歌枕]「—古川の辺に二本(ふたもと)ある杉年を経てまたも逢ひ見む二本ある杉」〈古今・雑体〉
はつせ‐やま【初瀬山】
奈良県桜井市初瀬(はせ)にある山。[歌枕]「—今日もかぎりとながめつつ入相の鐘に秋ぞ暮れぬる」〈金槐集・上〉
はつ‐とがり【初鳥狩/初鷹狩】
秋になって初めて行う鷹狩り。《季 秋》「石瀬野(いはせの)に秋萩しのぎ馬並(な)めて—だにせずや別れむ」〈万・四二四九〉
はなにとえ【花に問え】
瀬戸内寂聴の長編小説。鎌倉時代中期の僧侶、一遍上人の面影を追いながら心の旅を続ける女性を描く。平成4年(1992)刊行。同年、第28回谷崎潤一郎賞受賞。
はなもり【花守】
横瀬夜雨の詩集。明治38年(1905)刊行。
はねのかむろ【羽根の禿】
歌舞伎舞踊。長唄。初世瀬川如皐(じょこう)作詞、初世杵屋正次郎作曲。天明5年(1785)江戸桐座で、五変化舞踊「春昔由縁英(はるむかしゆかりのはなぶさ)」の一つとして初演。初春の江戸吉原の門口で...
はや‐つぎ【早接ぎ】
瀬戸物などの壊れたのをその場で簡単につぎ合わせること。また、その薬剤。
はらえど‐の‐かみ【祓戸の神】
祓戸を守る神。瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)・速開都比咩神(はやあきつひめのかみ)・気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)・速佐須良比咩神(はやさすらひめのかみ)の四神。