し‐にく・い【為難い】
[形][文]しにく・し[ク]することがむずかしい。うまくすることができない。やりにくい。「当事者の前では話が—・い」
し‐に・す【仕似す/為似す】
[動サ下二] 1 似せて物事をする。まねる。「かやうの万物の品々をよく—・せたらんは」〈花伝・六〉 2 先祖代々の家業を受け継ぐ。「譲り状にて家督請け取り、—・せおかれし商売」〈浮・永代蔵・四〉...
し‐ぬ・く【為抜く/為貫く】
[動カ五(四)]最後までする。「我慢を—・く」
し‐のこ・す【仕残す/為残す】
[動サ五(四)]途中でやめてあとに残す。「まだ—・した仕事がある」
し‐は・つ【仕果つ/為果つ】
[動タ下二]しおえる。やりとげる。「月々の御事ども—・て給てけり」〈栄花・衣の珠〉
し‐ぶり【仕振り/為振り】
物事をする仕方。やりかた。しぐあい。「話の—が堂に入っている」
し‐ほう・ける【為惚ける】
[動カ下一]《近世上方語》しくじる。失敗する。「江戸店(だな)さんざんに—・けて、京へのぼされける」〈浮・一代女・四〉
し‐もう・く【為設く】
[動カ下二]用意する。しつらえる。「くだ物食ひ物—・けて」〈宇治拾遺・一〉
し‐もの【仕物/為物】
1 すること。仕事。「こりゃよい—ぢゃわい」〈伎・韓人漢文〉 2 役に立つ物。「あれもよい—が有るいやい」〈虎寛狂・萩大名〉
し‐や・る【為遣る】
[動ラ四] 1 滞りなくしおえる。「物望みなる人など、ひまなくまうづるを見る程に行ひも—・らず」〈枕・一二〇〉 2 して送る。してやる。「古郷に返す文したためて、はかなき言伝(ことづて)など—・...