バーミキュライト【vermiculite】
1 蛭石(ひるいし)のこと。 2 蛭石を高温で焼成した雲母状のもの。多孔質で保水性がよく、園芸で土壌改良材や栽培用土とする。
パート‐ド‐ベール【(フランス)pâte de verre】
19世紀末にフランスで発達したガラス成形法。ガラスを粉末状に破砕し、型に入れ、炉で焼成し、型どりする。
パーライト【pearlite】
1 炭素鋼の組織の一。フェライトとセメンタイトとの共析晶(きょうせきしょう)で、交互に重なった層状をなし、真珠のような光沢がある。 2 真珠石。 3 真珠石・黒曜石などを粉砕して焼成したもの。軽...
ひしょうしつ‐シリカ【非晶質シリカ】
結晶構造をもたない二酸化珪素を含む物質の総称。シリカゲル、沈降シリカ、未焼成の珪藻土に含まれる珪藻の殻など。非晶性シリカ。⇔結晶質シリカ。
ひ‐だすき【火襷】
無釉(むゆう)の陶器にたすきを回したような茜(あかね)色の線状の現れたもの。焼成中に他の器と接解するのを避けるために用いた藁(わら)が、器肌に焼きついて自然に現れたのに始まる。備前焼の特色をなし...
ペトン
《(中国語)》中国江西省の景徳鎮窯で焼成する陶磁器用の土。転じて、陶器の素地土。
ホフマン‐がま【ホフマン窯】
煉瓦(れんが)焼成窯の形式の一。多数の焼成室を環状に配置し、順に火を入れていくことで搬入から乾燥、焼成、搬出までを連続して行うことができる。日本にも明治時代に導入され、そのうち数基が遺構として残...
ボーン‐チャイナ【bone china】
骨灰と磁土を混ぜて焼成した半透明乳白色の磁器。古くから英国で発達した。骨灰磁器。
ま‐ちゅうこ【真中古】
瀬戸焼の2代目藤四郎基通が焼成したと伝える茶入れ類。釉(うわぐすり)は柿黒。口造りが華奢(きゃしゃ)で、糸切りが荒い。
みしょうせい‐カルシウム【未焼成カルシウム】
貝殻・真珠層・造礁サンゴ・骨・卵の殻などを乾燥し、粉末状にして得られたカルシウム化合物。→焼成カルシウム