つぼ‐ざら【壺皿】
1 本膳(ほんぜん)料理に用いる、小さくて深い食器。煮物などを盛る。 2 ばくちの采(さい)を入れて伏せるのに用いる器。壺。 3 見開いた大きな目。「睨(にら)む眼の—より、無念の涙はらはらはら...
てん‐もり【天盛(り)】
1 日本料理で、酢の物・あえ物・煮物などを盛りつけた上に飾る木の芽・針海苔・芽じそなどのこと。 2 天ぷらを添えた盛りそば・盛りうどん。
とさ‐に【土佐煮】
醤油に鰹節(かつおぶし)とみりん・酒を加えて作る土佐醤油を使った煮物。また、煮物に鰹節を加えて仕上げる料理もいう。
と・じる【綴じる】
[動ザ上一][文]と・づ[ダ上二] 1 重ね合わせた紙などに糸を通したりして、一つにまとめる。「原稿を—・じる」 2 縫い合わせる。「破れを—・じる」 3 汁の多い煮物で、かきまぜた卵などをかけ...
なまごおり‐どうふ【生凍り豆腐】
豆腐を大きめの賽(さい)の目に切り、寒い野外で一晩凍らせたもの。ぬるま湯で戻し、煮物などにする。
なま‐ふ【生麩】
小麦粉に含まれるでんぷん質を水で流し去り、残ったたんぱく質がグルテンを形成したものにもち米などを加え、ゆでるか蒸すかしたもの。汁の具や煮物に用いる。
にえ‐ばな【煮え花/煮え端】
1汁物や煮物などを火にかけた際の煮え始め。沸騰した直後。 2「にばな」に同じ。「ごぶりごぶりと—の、茶瓶頭を振り立てて」〈浄・女腹切〉
にく‐ジャガ【肉ジャガ】
《ジャガは「ジャガイモ」の略》牛肉または豚肉とジャガイモを、醤油や砂糖などで味つけした煮物。明治時代、旧日本海軍の艦上食として発案されたのが始まりという。
に‐ふく・める【煮含める】
[動マ下一][文]にふく・む[マ下二]煮物で、ゆっくり煮て、調味汁を材料に十分しみこませる。「弱火で—・める」
にほん‐りょうり【日本料理】
日本の風土で独自に発達した料理。季節感を重んじ、新鮮な魚介や野菜を用い、刺身や煮物・焼き物・汁物・寄せ物などに材料の持ち味を生かして調理し、強い香辛料をあまり使わない。器の種類や盛り付けにも工夫...