じゅっ‐かく【熟客】
いつも来る客。なじみの客。じゅくかく。「—とともに来た無学の貴介子弟などは」〈鴎外・魚玄機〉
じゅっ‐けい【熟計】
よく計画を練ること。また、その計画。「願わくば幕下に於ても宜しく—在らせられよと」〈染崎延房・近世紀聞〉
じゅっ‐こう【熟考】
[名](スル)念を入れてよく考えること。熟慮。「—を重ねる」「—した上での行動」
じゅっ‐こう【熟荒】
豊年で米価が下がり、かえって農民が困窮すること。
じゅく‐こん【熟根】
⇒じゅっこん(熟根)
じゅっ‐こん【熟根】
生まれ。素性。「—いやしき下﨟なり」〈平家・一〉
つ・える【潰える/熟える/費える】
[動ア下一][文]つ・ゆ[ヤ下二] 1 熟しきってつぶれる。「鼻は朱に染みて西洋蕃椒(とうがらし)の—・えたるに異らず」〈紅葉・金色夜叉〉 2 くずれる。ついえる。「崖(きし)ガ—・エタ」〈日葡...
つく‐づく【熟】
[副] 1 物事を、静かに深く考えたり、注意深く観察したりするさま。よくよく。じっくり。「寝た子の顔を—(と)眺める」「—(と)将来を考える」 2 物事を痛切に感じるさま。しんから。しみじみ。「...
つら‐つら【熟/熟々/倩】
[副]念を入れて物事を考えたり、見たりするさま。よくよく。つくづく。「—考えてみるに」
な・る【熟る】
[動ラ下二]「な(熟)れる」の文語形。