きた‐の‐だい【北の台】
「北の方1」に同じ。「新田義貞の—の伯父なりしかば」〈太平記・一〇〉
きちじょう‐てん【吉祥天】
《(梵)Śrī-mahādevīの訳》福徳を授ける仏教守護の女神。父は徳叉迦(とくしゃか)、母は鬼子母(きしも)。毘沙門天(びしゃもんてん)の妻とされる。ふつう立ち姿の天女で、左手に如意(にょい...
き‐ねい【帰寧】
[名](スル)嫁に行った女性や、親もとを離れている女性が、里帰りして父母の安否を問うこと。「父母の大故と雖(いえど)も—せしめず」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
き‐ふ【季父】
父母の末の弟。いちばん若い叔父。
き‐ふるし【着古し】
長い間着て古くなること。また、その衣服。「父の—のコート」
き‐へん【貴辺】
[代]二人称の人代名詞。相手を敬って呼ぶ語。貴殿。御辺(ごへん)。「主上を始め丸(まろ)も—も父ならずや」〈浄・用明天王〉
きみ‐な【公名/君名/卿名】
天台宗などで、新しく僧となる前の貴族の子息を、父親の官職名などにより、大蔵卿(おおくらきょう)・治部(じぶ)卿・大納言などと呼んだこと。また、その呼び名。
客(きゃく)を引(ひ)・く
1 遊びや宿泊の客を誘い寄せる。 2 客を招き入れる。「父は…其処で食事をすれば睡眠もするし、客も引くという風で」〈上司・父の婚礼〉
きゅう【舅】
[音]キュウ(キウ)(漢) [訓]しゅうと 1 おじ。母親の兄弟。「舅父」 2 しゅうと。「舅姑(きゅうこ)/外舅」
きゅう‐し【仇視】
[名](スル)かたきのように憎み見ること。敵視。「上帝を父視せず、却て之を—し」〈織田訳・花柳春話〉