かたし【片し/片足】
《「かたあし(片足)」の音変化》 1 二つあるもののうちの一つ。片方。「薩摩下駄の—も投散されたる中に」〈紅葉・金色夜叉〉 2 一方の足。片足(かたあし)。「お里は踏脱(くつぬぎ)へ—おろして」...
かたし‐がい【片し貝】
二枚貝の貝殻が離れて1枚になったもの。かたつがい。
かた‐しぐれ【片時雨】
空の一方では時雨が降りながら、一方では晴れていること。《季 冬》
かたし‐めぬき【片し目貫】
一対の目貫のうちの片方。または、それぞれつくりの違う目貫。
かた‐しゃぎり【片しゃぎり】
歌舞伎の下座音楽の一。太鼓と能管による囃子(はやし)。しゃぎりの楽器編成から大太鼓を除くのでいう。松羽目物(まつばめもの)や口上などの幕開き、時代物の幕切れなどに用いる。