かた‐じゃばら【片蛇腹】
絹糸の縒(よ)り方の一。片縒り糸と菅糸(すがいと)をより合わせたもので、縒りが向かい合わず、同じ方を向いている。日本刺繍(にほんししゅう)に用いる。
かた‐じょうはり【片情張り】
[名・形動]《「かたじょうばり」とも》我を張り通すこと。また、そういう性質や、そのさま。かたじょっぱり。「みんな我田へ水の談義法談を、一途に聞きかじって—になるのだ」〈滑・浮世床・三〉
かた‐じり【片尻】
尻の片方。尻の一部。
かた・す【片す】
[動サ五(四)]他の場所へ移す。散らかっている物を整理する。かたづける。「荷物を—・す」「机の上を—・す」
かた‐すみ【片隅】
1 中心から離れた所。すみっこ。「部屋の—」 2 目立たない所。「社会の—」
かた‐ずつう【片頭痛】
⇒偏頭痛(へんずつう)
かた‐ず・む【片ずむ/偏む】
[動マ五(四)]一方へかたよる。「右なら右、左なら左へ—・んだ揺れ方をしているような奴は」〈里見弴・多情仏心〉 [補説]「ずむ」の歴史的仮名遣いは未詳。「かたづむ」とも。
かたせ【片瀬】
神奈川県藤沢市の地名。江の島の対岸にある。海水浴場、竜口寺がある。
かたせ‐おんせん【片瀬温泉】
静岡県、伊豆半島の東伊豆町にある温泉。泉質は単純温泉・塩化物泉。
かた‐そ・う【片添ふ】
[動ハ下二]片方へ寄せる。片寄せる。「山かげに—・へて大きやかなる巌(いはほ)のそばだてるを」〈増鏡・新島守〉