かた‐ま・く【片設く】
[動カ下二] 1 ある季節や時をひたすら待つ。また、時が移ってその時期になる。近づく。「鶯鳴くも春—・けて」〈万・八三八〉 2 ひたすら心を向ける。傾注する。「夏麻引(なつそび)く命—・け刈りこ...
かた‐まち【片町】
「片側町(かたがわまち)」に同じ。
かた‐ま・つ【片待つ】
[動タ四]ひたすら待つ。「妹に逢(あ)ふとき—・つとひさかたの天の河原に月ぞ経にける」〈万・二〇九三〉
かた‐まつば【片松葉】
松葉杖の使い方の一。松葉杖を使った歩行訓練で、松葉杖を1本だけ使って移動すること。→両松葉 [補説]通常松葉杖は、けがをしていない足側の手でもち、けがの回復に伴って負傷した足に少しずつ体重をかけ...
かた‐まふ【片麻布】
綿糸を縦糸に、麻糸を横糸に使って織った布。衣服や夏の座布団の生地に使う。
かた‐み【片身】
1 身の半分。特に、魚の頭を切り、背骨を中心に両側に裂いた、その片方の身。半身(はんみ)。 2 「片身頃(かたみごろ)」に同じ。
かたみ‐およぎ【片身泳ぎ】
観海流の泳法の一。急流をさかのぼるときに、左右どちらかの肩を前にして泳ぐもの。先手で水を切り、後手で進行を助け、足は蛙足にする。
かたみ‐がわり【片身替(わ)り】
右半身と左半身、および袖の左右の模様や色合いなどの変わっている衣服。
かた‐みごろ【片身頃】
衣服の身頃の片方。
かた‐みせ【片見世/片店】
店の一部で、本業とは別の商売をすること。また、その店。「すこしの酒、—に米商売しけるが」〈浮・織留・一〉