牙(きば)を鳴(な)ら・す
1 牙をむき出しにする。敵意をあらわにする。 2 くやしがったり怒ったりして歯ぎしりをする。「にっくい奴は直姫と、—・して語らるれば」〈浄・蝉丸〉
牙(きば)を剝(む)・く
1 動物が、攻撃や威嚇のために牙をあらわに出す。 2 攻撃の意思をあらわにする。危害を加えようとする。
げ【牙】
1 歯。「先づ上の—を取りて」〈今昔・三・三五〉 2 象牙(ぞうげ)。「—の笛を清延に吹き試みさすべき由」〈著聞集・六〉
げ【牙】
⇒が
げ‐じく【牙軸】
巻物・掛け物などの軸で、象牙で作ったもの。
げ‐せん【牙籤】
象牙製の小さい札。書名を記して書物の帙(ちつ)の外に下げて目印とするもの。がせん。
げ‐ちょう【牙彫】
動物の牙(きば)、特に象牙を用いた細工物。奈良時代からみられ、江戸末期に根付け細工として盛行。明治時代には彫刻的な作品も作られた。げぼり。
げ‐ぼり【牙彫(り)】
「げちょう(牙彫)」に同じ。
ジャマイカ【Jamaica】
キューバ島南東の、カリブ海にあるジャマイカ島を占める国。英連邦の一。首都キングストン。16世紀からスペイン領だったが後に英国が侵攻し領有。1962年独立。「カリブ海の女王」とよばれる保養地で、レ...
すあい【牙儈】
1 売買の仲買をする者。また、その手数料。周旋料。才取り。すわい。「商人(あきんど)の—を取るとは、武士の風上にも置かぬ奴」〈浮・世間猿〉 2 (「牙婆」「女商」「数間」などとも書く)「牙儈女」...