つか・れる【憑かれる】
[動ラ下一][文]つか・る[ラ下二]霊魂などがのりうつった状態になる。「狐に—・れる」「物の怪(け)に—・れたような振る舞い」
つき‐もの【憑き物】
人に乗り移って、その人に災いをなすと信じられている動物霊や生霊・死霊。物の怪(け)。「—が落ちる」
つる‐うち【弦打ち】
物の怪(け)などを退散させるまじないとして、矢をつがえずに弓の弦を引き鳴らすこと。また、それをする人。弓弦(ゆづる・ゆみづる)打ち。鳴弦(めいげん)。
とり‐い・れる【取(り)入れる】
[動ラ下一][文]とりい・る[ラ下二] 1 外にあるものを取って中に入れる。とりこむ。「養分を体内に—・れる」「洗濯物を—・れる」 2 他のよい点を採用する。「外国の文化を—・れる」 3 (「穫...
みだ・る【乱る/紊る】
[動ラ五(四)]《「乱す」に先行して用いられたが、中世以降「乱す」にしだいに移行した》 1 秩序をなくすようにする。整っているものを崩す。「議場を—・らんと企てしが」〈竜渓・経国美談〉 2 ば...
むくつけ・し
[形ク] 1 無骨(ぶこつ)である。無作法である。無風流である。現代語としては、「むくつけき大男」のように連体形だけが用いられる。「やれやれ—・き痩(やせ)法師の」〈仮・竹斎・上〉 2 気味悪い...
もの‐つき【物憑き】
1 「よりまし」に同じ。「御—に移って様々に申す事どもありて」〈盛衰記・一〇〉 2 物の怪(け)にとりつかれること。また、そのとりつかれた人。「—はすなはちさめにけり」〈太平記・三九〉
ゆうがお【夕顔】
源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛されて玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜、物の怪(け)に襲われて急死する。
謡曲。...